少子化対策と公園結婚式 by yamamoto

未婚が増えて 少子化になりました

明治安田生命の政策・経済研究部の主任研究員の内匠 功さんの調査レポートをネットで拾って読んでいました。

しかし、すごい。何がすごいって結婚しない人の割合の上昇率です。なんだこりゃ!

かつては結婚していないと周りが大騒ぎして何度も見合い話を持ってきたものです。30年前までの日本。結婚しない人は5%程度でした。2020年。未婚者はグングン増えて男性50才時点で1/4になりました。結婚しない自由が認められたのでしょう。レポートには理由は「適当な相手がいない」とあり、さらに、非正規社員が増えてしまったことなどが上げられています。私はコロナのマスクの装着率の状況などを見てみると日本人というものは社会規範によって動かされていると思います。みんながマスクをすれば自分も不要だと思ってもマスクをする。みんなが賛成なら自分が反対でも賛成する。要するに自分の意見などはどうでもいいということ。結婚しないと昔は気狂い扱いだった。変人にされるのはまっぴらだった。だから結婚していたというだけかもしれません。

結婚しない理由などあげればごまんとあるでしょう。

  • 自由がなくなる 
  • 結婚資金がない
  • 子育てにお金がかかる
  • 家事の負担が増える可能性がある(女性)
  • 仕事に支障が出てしまうなど

私たち夫婦は4人の子供を授かって幸せ感が高いのですが、好きな人と一緒になりたくて仕方なかったです。子供も欲しくて欲しくて仕方なかった。時代は変われば変わるものなのでしょうか。仕事と子育ては両立できますし、子育ては仕事にも絶大なプラス効果があります。子育ては人を鍛える側面もあり子供がいれば効率的に仕事をするようになり生産性も劇的に上がります。そして経済的にも家族で全てを共有するので助かります。モノを共有。例えばフライパンは一人のものではなく家族全員のものになります。うちの場合だと6人家族なので6倍の資産効率になります。洗濯機も6人分洗える。

私は結婚にはプラス面しか見えません。子供の成長は何事にも替えがたいものがあります。これは子供がいる人にしかわからない感覚でしょう。家族と一緒に暮らす生活は宝物のようなものです。話し相手には事欠きません。励まし合い助け合い愛し合うのですからマイナスがプラスになりプラスは大きなプラスになります

お金はどうしてかかるのか それは当人たちが横並びで他人の真似ばかりするから

デフレ時代に逆行した披露宴費用。披露宴費用は20年で1.6倍に膨れ上がってしまった。(T&GNのIR資料より)

結婚や子育てにお金がかかると思っている人は多くいらっしゃるようです。結婚には結納やら指輪やら式場やら披露宴やら新婚旅行やら新居への引越しやらと確かにお金はかかるかもしれません。全てが商業的になってしまった結婚は、まず、ゼクシィという雑誌などを見て、豪華なハウスウェディングや豪勢なドレスなどが当たり前になっています。豪勢な式も披露宴も「一生に一度」だからという理由で横並び的です。披露宴に参加する方も二で割れない奇数の万札を包みますので3万でも5万でも7万円でもいいのですが出席すればそれだけ出費も嵩みます。

このような商業主義はいつから蔓延ったのでしょうか。ハウスウエディングで花火をぶっ放したり、小さい頃からの逸話を子役俳優に演じて劇を手作りで披露して両親を泣かせたりするびっくりするような演出も当たり前になりました。むかーし、むかーしは、花婿の自宅の座敷で式は挙げたものでした。いつの間にか式場になってしまった。ホテルなども一般的になりました。旅行は海外が定番に。そしてドレスは化粧直しが当たり前に。さらに指輪は給料の2ヶ月分だとか相場まで設定されて結納は。。。。などと言っていると確かにばかばかしいほどのお金がかかります。

結婚などカネをかける必要はない。結婚にお金はいらない

どうして他人の真似をする必要がありますか。若い二人が結婚する。お金などあろうはずがない。お金がないのにどうして豪勢に行う必要がありますか?? 日本では結婚をビジネスにしている方がどんどん増えてしまった。彼らが一生に一度だという。その文句は商業主義そのものです。よろしいでしょうか。今日という日は二度とこないのです。今のこの瞬間を一生で一番大切に考えてください。そして一生で一番充実したものにしようとしてください。それが幸せということです。それが幸せになる方法です。ですから皆様には記念日だけではなく、この9月23日の水曜日のこの一瞬を最高に生きて欲しい。平凡な毎日がそれぞれにもっとも大切な日だと思ってください

結婚するにしても、お金がないならば、指輪やドレスなど分不相応です。式も本当に仲の良い友人と両親だけでいいのでは? 結納も旅行も不要。昔は熱海にふらりといくが戻ってすぐ仕事でした。愛し合う二人が歩けばそこが新婚散歩です。どうして遠い欧州へ1週間も観光地だけを飛び回る必要がありますか。

公園でポロポーズを。OKならばそのまま公園で結婚すればよい

私の理想の結婚式は公園です。二人だけです。誰も呼びません。野花を摘んで「ねえ、結婚しようよ」。「ええ、いいわ」。「じゃあ。これを」「まあ、素敵ね」。音楽の代わりに野原に風が響く♪ この風は太古の昔から地球上に吹いていたのかもしれない。そう。青い空に雲が浮かび流れていく。我々と同じ時代を生きている鳥のさえずりが祝福として聞こえてくる。

これが山本家の理想の結婚式であり四人の息子たちにはこのような「結婚式」を挙げてもらいたい。結婚など互いの両親へは事後報告でよし。肝心なのは二人。孫ができたら子育てには協力するつもりです。他人と違うのが「可哀想だ」「花嫁の両親がドレスを見たい」と商業側はいうでしょう。それは商業側の言い分にすぎない。なぜならば若い二人には金がない。金がなくても愛があればそれでよいのだという社会でよい。何も数日間で何百万円も散財する必要がどこにあるのでしょう。

昔、女は鍋1つ持って男の四畳半の下宿にいくのが結婚だった。大事なことは体面ではなく社会常識ではなく、二人の気持ちだけです。

私は親として四人の子供たちがそれぞれどこかの公園で勝手に結婚してくれたらそれでいいと思うのです。そして子育てにもお金などかかりません。うちはかなり厳しく育てた方です。厳しさとは、親が先回りしない、ということ。子供の問題を第三者に頼んだりカネに頼んだりしなかった。転ぶことがわかっていてもあえて転ばせた。喧嘩でやろうがやられようが親として口出しはしなかった。教育は保育園から全て公立でよいでしょう。子供には苦学させればよいのです。それが一番のよい経験です。可愛い子には旅をさせよ。苦学したものはよいリーダーになりよい社会の構成員になるでしょう。

結婚にも子育てにもカネはいらない。だがメシは作らなければならないでしょう。メシは生きるために必要です。メシを夫婦で互いのために作ろうではないか。結婚は公園で。子育ては公立で。メシは一緒に。メシを買うぐらいのお金は二人ならなんとかなるさ!若い人たちへ。結婚しようよ!!

子育て・教育

Posted by 山本 潤