◆かぶざんまい!! 15皿目『株式投資の勉強のススメ』 by相川伸夫

◆執筆理念

・極力難しい言葉を使わない(使う時は注釈する)ように意識し、伝える、伝わることを重視!
・堅苦しい感じとかを全く抜きにして、ぶっちゃけトークで書く!
・資産が増える、心が豊かになる等の読み手に価値がある文章を書く!
このような理念のもとにアツい想いを書かせて頂きたく思います(^^)/

15皿目『株式投資の勉強のススメ』

前回までの小難しい企業分析シリーズから戻って今回の記事は勉強ノウハウです!
全国で開催回数が増えている投資のオフ会等に行くと、参加者の投資歴は0年~10年以上の玄人まで様々なレベル差で構成されています。
 
投資のオフ会にこれまでに参加したことがある人はおそらく全体の個人投資家の5%以下、下手するともっと少ない1%以下なのかもしれません。
 
私がセミナーをする時にはアンケートを取らせて頂いています。これまでに100人以上アンケートを取りましたが参加者の多く、特に株式投資を始めて3年未満の共通の悩みは『どこから勉強したらいいのか分からない』
この回答が圧倒的に多数です。
 
この悩みって当たり前なようで、実は根幹で重要なポイントなんです。
ーこの後の行動が成長率を左右しますー
 
※ちなみに、投資の勉強をしないと資産運用が上手く成らないことは承知の上での『悩み』の話をしています。
投資の勉強が好きで好きでたまらないような。投資=趣味と言えるようなガリ勉とも言える存在になると資産運用のパフォーマンスはめっちゃ上がります。
そのためには【勉強する⇒実践する⇒結果が出る⇒成功体験で脳内快楽スイッチが押される⇒勉強する】
のサイクルが回るようになると最高ですね!
 
それでは本日の議題はこちら

Q、あなたはどうやってテスト勉強していましたか?

小学校・中学校・高校・大学・大学院、資格勉強に仕事の勉強
人生は常に勉強の連続です。
株式投資における『どこから勉強したらいいのか分からない』という悩み
 
この悩みは大きく3段階のステージに分類が出来ると思います。
 
  1. 何をしたらいいのか全く見当もつかない
  2. 勉強したいことは決まっていて、どこから手を付けるべきかが分からない
  3. どうやって勉強すればいいのかが分からない

これを解決するに当たって一番のカギはこれまでの人生経験での成功体験がカギを握っています

最も身近なやり方としては【テスト勉強を投資の勉強に当てはめて考える事】です。

1、何をしたらいいのか全く見当もつかない

これはつまり、ファンダメンタル・テクニカル・需給・マクロ・経済・企業活動・株式投資の専門用語等々を含めてのどこから?という話になるでしょう。
 
5教科で言いかえればー国・数・英・社・理-のどれから手を付けていいか分からないって話とイコールです。
最終的に5教科全て勉強出来ればそりゃ最善ですが、オススメは一番最初にやりたい教科からやればいいと思います。
 
やりたくない教科から勉強しようとするとどうしても『やりたくないから勉強が億劫になってしまいます』
なら、まずはやりたい教科を決めて手をつけてみましょう!
 
  • ファンダメンタルなら財務諸表の読み方
  • テクニカルなら移動平均線や出来高増加、ローソク足等
  • 材料投機ならストップ高付けた銘柄の特徴を見てみる
  • テーマ投資なら経済産業省の国策の方針や予算を調べる
『困った!!やりたい株式投資のスタイルが分からない!!』
という方は、私たちリンクスリサーチが勧めている『長期投資』を一緒にしてみましょう(^^)/
 
正直な話、株式投資のスタイルというものは『自分に合う・合わない』があります。
『長期投資は銘柄選別に一番時間を掛けるスタイルです。』
きちんと分析して銘柄選択さえ間違わなければ、後は企業が成長してくれるので放置することが出来ます。
買う時の株価水準も大体のラインで買えば数年で買値を上回ることが大体の傾向になるでしょう。
しかし、当然ながら企業分析をして銘柄選択をする難易度が高い為に『長期投資の成功には粘り強い分析意欲が欠かせない』でしょう。
 
これに対して相場の変化に応じて機動的に動くのが好きな人等は長期投資をつまらなく感じるでしょうし、自分が200H掛けて分析しても自分の導き出した分析結果を信じきれなかったりする性格の方もいます。
含み損に対してのストレスがどうしても耐えられない人もいます。
 
なんにせよ、まずは一つの教科(スタイル)で軸を作るようにするとモチベも効率も上がります。

2、勉強したいことは決まっていて、どこから手を付けるべきかが分からない

王道で行くなら基礎を固めてから発展、応用の順番になります。
ファンダメンタルで行くならばまずは『財務諸表のPL』の理解から勉強していくのがオススメです
 
そこから企業ごとのPLやBSの違いへの理解に発展させていき、そこに株価のバリュエーションを絡めていくのが無駄が無いと思います。
 
とはいえ、ぶっちゃけやりたいことから手当たり次第に学んでいけば良いと思います。
効率的にやっていくのが良いとは思いますが、効率的な学習を強く望んで無いのであれば細かいことは抜きにしてとにかく行動に移すのが最善だと私は思います。
人生なんてのは近道だと思ったことが実は遠回りで、寄り道だと思ったことが近道になることもままあることです。

3、どうやって勉強すればいいのかが分からない

ここがまさにテスト勉強の応用をすることが大切な部分です。
投資の勉強でも投機の勉強でも言えていることですが、
 
  • 誰かに教えてもらう
  • 本を読む
  • セミナーに参加する
どれも素晴らしい行動なのは間違いないのですが、これをテスト勉強に置き換えた時。
そのやり方がテストで良い点が取れる方法なのでしょうか?
 
きっと上記の行動だけでテストを迎えた時、1割もその実は分かっていないと思います。
分かったつもりにはなっていても、実際は何も分からないことがほとんどでしょう。
 
それはなぜか!?
単純な事です。
 
ーOUTPUTをしていないからーです。
私が人に教える時、必ず口を酸っぱくしてOUTPUTの有用性を説くようにしています。
 
INPUTは外部から情報を得る全てです。
自分から外の世界にOUTPUTをする方法には『話をしたり、書いたりすること』がそれにあたります。
 
こうして文章を書いている私は考えていることをOUTPUTしており、これを読んでいるあなたは文章を読んでINPUTをしているのです。
これまでの学校の勉強はどのようにやってきましたか?
教科書を読むだけで100点が取れましたか?
取れたという人も中にはいるのかもしれませんが、多くの場合は『読む』以外の事をしていることに思い当たりませんか??
 
テストを迎えるまでに驚くほどの量のOUTPUTをしていることに。
ここに勉強効率を上げるコツ、ノウハウが隠されているのです!!

OUTPUTで成長を加速させる!

私の事を知っている人は私がメモ魔なのを知っています。
それは記憶力が良くないというのもあるのですが、話を聞きながらメモをする行為は時間を余分に掛けずに『理解・記憶・分析』の効率を上げる方法だと私が知っているからです。
書き上げたメモを読み返すことの方が少ないのです。書き捨てるために、自己成長を高めるためにメモるのです。
 
本を読む以上に効率の良いテスト勉強の方法は『過去問を解く、演習問題を解く』というOUTPUTではありませんか?
 
より高みを目指す場合は教科書の内容を自分なりにまとめる事です。
表にしたり、時系列でまとめたり、層別して整理したり、数式を弄りまくって何を変えてもイコールになるのかを自分なりに試したり。
 
そうして『OUTPUTを凝らした所をテストで間違えることは圧倒的に少ない』
恐らく、これは多くの方が共感できる事項なのではないでしょうか??

ー株式投資の勉強でもテスト勉強の時みたいなOUTPUTを実践していますか??ー

これが今回の本丸であり、一番肝心なところです!!

『分かった』と『やれる』にはすさまじい差がそこにあります。
もし、力を早く付けたいならINPUTとOUTPUTのバランスを8:2以上を目指して下さい。
本を80ページ読んだら20ぺージ書くようなイメージです。
 
拙い言葉でいい。
汚い図解でいい。
解釈が間違っていても良い。
誰かに考えを話すでもいい。
ブログでもいい
スマホのメモでもいい
実践すればいい
 
OUTPUTは自己から外部への出力であり、行動の形は何だっていいんです。
 
8:2って書いたけど、100:1でもいいんです。
100ページ読んだら1ページ書く
1万文字読んだら100文字書く。
 
OUTPUTをすれば成長が加速します。
さらにその質も上げればさらに加速。
その量も上げれば成長は飛躍します。
 
『1流』と言われる人達に共通するのはこの圧倒的なOUTPUTの質と量です。
圧倒的な試行回数が人の成長を飛躍させます。
 
ーこれは誰にでも出来るノウハウですー
同時に、誰もが知っているノウハウです。
 
多くの方が大きな勘違いをしていると感じていることがあります。
「スゴイ人はセミナーをしたり、本を出版したり、動画を配信したりする」
 
・・・コレ、逆ですよ!!?
ずっとOUTPUTを続けてきた延長線上に本やセミナーや動画が出てきただけで、OUTPUTを積み上げた結果スゴくなったんです。
 
『努力も無しに実力が付く』なんてありえないんです。
努力も無しに簡単にお金が増やせるようになることなんて無いんです。

まとめ

サラリーマンは年間2000Hは働くのが一般的です。
一人前になると言われる3年が終わるまでに6000H
職人の世界の1人前は最低5年と言われているので10000Hになります。
 
私の感覚では投資でも1000H程度学べば損得プラマイゼロくらいまではイケると思っています(一つのスタイルでの最低ラインの学習時間目安)
 
1000Hなんてサラリーマンの就業時間からすると少なすぎる感じもしますよね。
しかし、この1000Hも勉強することが出来なさそうであればインデックス投資をオススメします。
自らの人生に株式投資が必要な方だけがそこに自分の時間を使えばいいのです。
 

ーOUTPUTの価値は計り知れないです。そして、これはあらゆることに応用できますー

成すべきことをきちんと積み重ねていきさえすれば、運用能力は必ず上達します!!
【かぶざんまい!!】では自信と勇気と気付きと学びと安心とリテラシーとその他色々お届けしていきますのでよろしくお願いします♪

Q、あなたはどうやってテスト勉強していましたか?

↑上達に関しての話に興味があれば2皿目へ!