暴落に巻き込まれたらどうすればいいか考える。

皆さん、大損してますか?

私もです(例外はありますが、弊社は個別銘柄の購入制限はありません)。

泣きそうです。胃が痛いですね。

持ち株の一覧を開くとほぼ全て真っ赤です。

私の方針は株式現物のロングなので追証が発生することはありません。

いまのところ救いはそのぐらいです。

1 秘技「今」だけを考える

レオス・キャピタルワークスの藤野さんがご自身のFacebookでこんなことを書いていました。要約するとこんな感じです。

ソビエトで抑留された人たちの中には「春になったら開放される」と短期的な期待を抱いていた人と、「いつかは帰れる」と思いながらも短期の期待は持っていなかった人たちがいた。

短期的な期待を抱いていた人は希望がかなわないと思うと、大きく気持ちが沈んでいたそうだ。もちろん抑留を生き延びたのは後者の人たち。

コロナの問題もそう。今に集中して、「春になったら」終わると考えず、「いつかは終わる」と考え今に集中しよう。今のことだけを考えるとストレス耐性が高まると思う。過去と未来を考えなければワリと楽になると思う。

2 私の秘技

私も真似して必殺技を作ってみました。少なくとも私はこれで少し気持ちが楽になりました。

「秘技 持ってない株のことを考える」です。

持っている株のことを考えるから気持ちが暗くなる。

潰れたりはしないだろうが、業績が心配。

会社は大丈夫だろうが私の含み損はいつ消えるのだろうか。

下がりまくってるから底がわからずナンピンもしづらい・・・・

2.1 損もナンピンも忘れましょう

とりあえずナンピンは忘れましょう。

含み損も忘れましょう。生まれた損失を取り戻すことは絶対にできません。

これをサンクコストといいます。

このコストをカバーしようと考えるのは無駄です。

2.2 持ってない株のことを考えましょう

代わりに持っていない株のことを考えてはどうでしょうか?

持っていないのですから損失が発生するわけがありません。

高くて買えなかったあの会社。

好調でひたすら株価が上がるのをずっと見ているだけだったあの会社。

だれしもそんな投資対象が1つや2つはあるはずです。

いまなら配当利回りも上がっています。PBRも下がっています。

今すぐに買いを入れろ、というわけではありません。

とりあえず真っ赤になってる持ち株の一覧画面を閉じましょう。

代わりに、買えなかった憧れのあの会社のチャートを開いてください。

あの会社の株価が毎日どんどん安くなるのをじっと眺めましょう。ちょっと楽しい気持ちになりませんか?

今日はどのくらい下がるんだろうな?とか考えたりして。

数日チャートを眺めたら、落ち着いて情勢を見極めましょう。決算をいくつかまたぐのもいいと思います。

あこがれの会社が良い株価で買えればとても素晴らしいですね。

コラム

Posted by 古瀬雄明