XBRLの取得が(どうにかこうにか)できました

XBRLから5年分の財務データが取れました

東証の公開するXBRLから全企業の5年分の財務三表データを取得刷ることができました。

これ、普通に取得すると「流動資産合計」とか「固定資産合計」とか入ってしまって「項目Aの総資産に対する割合」のようなものは値をスクリーニングしない限り出せません。

弊社の場合、合計値を削除する処理を加えているので、「総資産で一番多い値はなにか?」というようなことが簡単にわかります。

以下、フルッタフルッタの2019年3月期の総資産内訳です。会社はアサイーブームが消え去ったせいで二年連続赤字です。

一番左が原材料。その次が現金。最終製品はあるっちゃあるので、これをさっさと売っぱらって、売掛金回収して、原材料を加工しなくちゃ。でも製品にしても売れるのかな?

そんな苦しみが伝わってきます。

多くの商用データベースではここまで詳細な財務項目が提供されていないので以上のようなグラフを描くのはPDFから手作業をしないとできません。

複数年の集計をしようとしたらものすごく頑張る必要があります。

続いて以下は日本コンセプトのタンクコンテナの額。

 2014末、2015末、2016末で、あとは2017から四半期ごとです。

増えてて良いですねぇ・・・

何回読んでもどの数字が多くてどの数字が少ないのかまったくわからないキャッシュ・フロー計算書。

営業、投資、財務と3キャッシュフローの数字を全部まとめれてグラフにすれば入金と出金が一発でわかります。

下は扶桑化学の2019.3期末のCF。3つのCFを全部まとめました。

一番左が純利益。一番右が生産設備の買い付けです。本業で儲けた分を全部投資に回す勢いです。こんなに本業にぶっ込んでるのに借金は全くありません。

今後

とりあえず取れただけなので、どのくらいきちんと取れてるかどうか確認はしてません。そのあたりを直して、ラベルを日本語化します。

また、近日中にこれらのデータを可視化するサービスを作る予定です

その他

Posted by 古瀬雄明