流行語大賞候補「このぉー、ハァゲェーー!」に関する確率論と幸福論
あの超優秀な女性のT国会議員。
このーーーハゲーーは忖度と並ぶ流行語大賞街道を突っ走る。
T議員に解雇にされた百人の男性秘書と同様、われわれ中年男性はいとも簡単に人間を否定されてしまう。
多くの中年男性は、はげー、ちびー、でぶーのうちひとつか、ふたつか、あるいはみっつとも当てはまってしまう。
中年になると、もともと背が低い昭和生まれの私たち中年男性の多くは、
この ちぃぃびぃーーーー!! (生まれつきだよ)、
この でぶーぅーーー!!は生活習慣(ビール腹だよ)、
この はぁげぇーーー!!(遺伝だよ)
カール・マルクスが提唱する資本論の中にも「痩せからでぶ」、「ふさふさからハゲ」という男性の「歴史的必然」という唯物史観によって 人的評価の大暴落の中で疾風怒濤の人生をわれわれは送ることになるのです。
■理想の高い女性(T議員?)が結婚できる確率■
「理想の高すぎる未婚女性が結婚」できる確率です。
随分と前(いつじゃい!)になりますが、「3高」(日大三高ではありまちぇん)という言葉が流行ったときがありました。
3つの高とは??
1つは、高身長。
2つめは、高学歴。
3つめは、高収入。
あらためて3高ですが、 これの理想をすべて満たす男性はどの程度いるのでしょうか。
適齢期で一千万円以上の給料の男性30歳となれば、5%はいるのでしょうか。
その中で、背の高い40%を選ぶと適齢期男性の2%となってしまいます。
その中で、有名大学卒となると、確率はどの程度でしょうか。10%でしょうか。
それならば、 この具体的な3高男性の確率は適齢期男性の0.2%。
さて、たとえば0.2%の確率とは、500人に会った、ようやく出会える頻度です。
そこから、実際に、相手に好かれる確率を50%としたとしても、 1000人に会ってようやく理想の人と結婚できるかもしれないということです。
理想の人は5人ぐらいほしい。5人から選びたいというようなことになれば、5000人と会うことになる。 5000人を一人一人ちゃんと知るのは、物理的に無理でしょう。
3つの事象をすべて満たす確率は、以下のように表すことができます。
p = p(1)p(2)p(3)
ただし、p(2):(1)の条件をクリアした場合に、さらに 2番目の条件がクリアできる条件付き確率。 p(3):(2)の条件をクリアした場合に、さらに 3番目の条件がクリアできる条件付き確率。
さきほどの「3高」出会い確率の例ですと、 p = p(1)p(2)p(3)=0.05×0.4×0.1 = 0.002 ということになります。
すなわち、理想が高く妥協しないなら結婚はできないのです。
偶然出会った人が理想
チビィー・デブゥー・ハゲェーで貧乏で三流大学卒でも、大いに幸せという方は多数いらっしゃいます。偶然の出会いこそが理想ですよね。
いつか、うちの4人の男児も理想は持たないで出会いを大切にしてほしい。いつか、わたしたち夫婦にも孫ができるのかしら。
息子たちには公園で二人だけで結婚して、結婚は事後報告としてほしい。それがわたしの要望です。
理想の結婚式は、江戸川区の清新町のわかくさ公園で野花を彼女にあげて、「ねえ、結婚しようよ」「いいわよ」と公園で二人だけで結婚式。憧れるのは自分だけですね。女性はウエディングドレス着たいわ、みんなから祝福されたいわでね。男はひっそり、公園でが基本なのだが。
幸せとは??
工夫。工夫するから面白い。
諦めること。諦めるから気が楽になる。
期待しない。期待しないから他者に優しくなれる。
計算しない。こんなわたしも、バカな変な確率なんか計算していると幸せになれないね。
条件付き確率については、
の方の「高校数学の美しい物語」のページを参考にしてください。
そのページの紹介もかねて以下、条件付き確率の問題と回答です。
山本 潤 ゆったり考えゆっくり投資 スロー・インベストメント
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