株式ゼミ仲間、Pycon Sprintで株式アプリを開発!

2017年10月25日

::::試行錯誤の末に。。。みんなの運用会議の立ち上げに向けて::::

Pyconスプリントでは、エンジニアのFさんをリーダーにして、1000万行に及ぼうかというファイルの処理を黙々と実行。 試行錯誤の末になんとか株式投資に役立つアプリケーションを仲間と開発できたと思う。リーダーのFさんの事前のスクレーパーが出来上がっていたので、バック処理に専念できたことが大きかったんだけど。Fさんのおかげです。

世の中で売られている消費財については、メーカー別、価格上昇別という形で膨大なデータをなんとか整理することができた。

意外な企業が強いというインプリケーションが得られて満足したという次第だ。業界のシェアやその変動をつかむことができるアプリになった。

この成果については、改良を重ねて、徐々に、発表していくからね。

まだまだ、その他のことも、機械ができることは多い。

機関投資家やヘッジファンドはおしなべて、何かと株価を結びつける。株価そのものを追いかける。

たとえば、アンケートに上場企業が答えた比率と株価を。

たとえば、女性管理職の比率と株価を。 

株価は最終的には業績の動向の影である以上、株価と業績以外の何かを結びつけようとするすべての試みは邪道であると僕は思っているから、そういうアプローチはそういう人たちに任せたい。

思い込みがあるんだ。人の頭や人の目は。女性比率が高いと、それは単に特定の業界かもしれない。女性比率が高い方が女性を活用しているのかもしれない。でもそうがどうしたというの??

だけど、あくまで投資家にとってのキャッシュフローである配当の成長率とそのリスクが株価を説明する。教師付きモデルの先生は業績であり、株価ではない。たとえ株価を当てるのが仕事であっても、わずか10年20年のデータの中から理由付けのできないことを持ち出しても、それは「たまたま」であるかもしれない。「たまたま」ではないためには、因果関係や論理や推論による「方向性」がなければ結論は導くことができない。

僕は、少なくとも本質的でありたいと願う個人投資家だ。

配当の大元の大元であるたったひとつの原子たる「プロダクト」を正しく追尾することを目指している。

プロダクトの数量の変化や価格の変化。そして、商品特性について機械の力を借りて把握することを。

正しい目を持つことの方が、より重要であるから。

結果だけを追い求めることはつまらない。 結果も本質も両方一緒に求めたいから。

そりゃ、株価という結果は大切だ。でも、株価を追いかけ回すことで先ほどのようにアンケートを株価に結びつけるような人が出てくる。  そういう人々は、幾万の事象を株価と関連づけ、株価というものがわかったというかもしれない。 でも、それでは、時代不変の真理からは遠い。だから本末転倒だと僕は思っている。

まずは、様々な価格情報と数量情報と費用情報を整理して、過去の業績を学習させること。 その後は、リスクプレミアムを計算すること。 そのようにしてAIは活用されるべきだ。

将来の価格情報はないし、将来の数量情報もないから、僕らにわかることは、過去が少しだけ見える、ということのみである。 それだって、将来の参考のため、過去を整理することは、やってみる価値のあることだ。

実際の将来を決めるのは、僕らひとりひとり。機械でもなければ政治家でもない。

そのような能動的な姿勢をみんなで取り戻し、みんなが消費者からの脱却を試みて、創造する側に立つ。 これが僕の願う未来だ。消費者とはサービスを受けるだけの人。創造する人は、自らが推論を立てたり、ストーリーを作り出す人々。株の専門家ではなくて、様々な領域の専門家が描くストーリーを互いに共有したい。そんな場所がつくれないかな。つくれるはずだ。でも、どうやって? そんなことばかりを考える日々だ。

みんなの運用会議では10年100倍を目指すが、その方法は、世の中の諸問題を解決できるみんなのストーリーに投資をするということだ。

英会話を無料で提供しつつ、成果を出すムーブメントがあれば、それは収益評価以前に高い社会的な価値を持つだろう。 同様に、人材紹介においても、お金を徴収しないというモデルがあるだろう。 他の様々な分野においても地殻変動が起きているのは、みなさんが感じていらっしゃる通り。

SHARE経済においてはみんなで助け合うということがモノや富を独占することよりも大切になってくる。助け合うことで老後の不安や子育ての不安、孤独の不安を共に乗り越えていける。

価値観の地殻変動を起こすイノベーターズに投資をする。 政治は往往にして既存勢力に立つ。シャープだってジャパンディスプレイだって銀行だって国に助けてもらった。与党は最終的には既存勢力の側に立つのだろう。 僕らは僕らのやり方で消費から創造へと価値観を変革していく。 抵抗によって多くのイノベーションはつぶされ、価値の変革は否定されるだろう。 それでも、20年後は、ほとんどのものはテクノロジーによってシェアされ、無料になっているだろう。 ベーシックインカムも当たり前のように議論されているだろう。大企業が提供する無料のインフラをどうシェアし豊かな人生を形作るのか。自助努力一辺倒ではなく、でも、フリーライドを好みに防ぐような仕組みってあるのだろうか。

意義のあることをなし、閉塞感あふれるこの社会にstep-by-stepで自分のできることからやっていこう。 ブラック企業をホワイトにできるかもしれない。常識に囚われずに、常識を疑い、ワイルドに生きていく人々を応援する。 経営者は、ほんの少し、狂気を宿しているほうが面白い。僕らの運営理念は、以下の自作の詩である。

 

運営理念

投資家よ。

お前は株価は単なる影だと言い放つ。
PERやPBRは邪道であるとも。
損益計算書も信用しない。

時代精神を感じ、時代の風に舞う。
心のうちに宿すのは一片の狂気と困難を伴うであろう高すぎる目標。

哲学に生き、理系・文系の枠を超えて真摯に学問する。

透徹な「よい目」を持つために。

寛容の精神に満ち、思想信条の相違を超えて、社会を巻き込み、あわよくば大望を成そうと画策する。

だが、その崇高な目標は、一代では成し遂げられないことも同時に悟っていて、その大望を次世代に託す。

そう、お前は、消費者ではなく、むろし、創造者であり、

必要ならば、権力を翳す者を挫き、弱者(地球環境、滅びゆくものたち)の側に立つ。

常時、物事の最終的な責任を負い、時には損失をも厭わない。

そして、同じく夢のために狂気を宿した企業人たちの思いに共鳴し、彼らがそうせざるを得なかった必然を次世代のために記す。そう、お前は歴史家でもあるのだ。

命の短いことを嘆かず、結果を恐れず、あらゆる瞬間を生き尽くす。

投資とは、技術ではなく、態度である。

投資とは予測することに留まらない。願いや祈りも込めた未来への青写真でもある。

わたしたち、ひとりひとりの覚悟が人類の未来を決するのだ。

これらの信念は揺らがない。

ならば、深く考え、強く願うのだ。人々の中の対立や矛盾を昇華させて、お前の覚悟で、お前の力で、人類の未来を半歩、理想へと進めるのだ。 by やまもと

リテラシーの目的は長期保有に値する企業を見出す力

2017年10月25日数学・プログラミング, 成長株投資の哲学  

Posted by 山本 潤