◆かぶざんまい!! 16皿目『自己肯定感ー愛せよ我が身!』 by相川伸夫
◆執筆理念
・極力難しい言葉を使わない(使う時は注釈する)ように意識し、伝える、伝わることを重視!
・堅苦しい感じとかを全く抜きにして、ぶっちゃけトークで書く!
・資産が増える、心が豊かになる等の読み手に価値がある文章を書く!
このような理念のもとにアツい想いを書かせて頂きたく思います(^^)/
16皿目『自己肯定感ー愛せよ我が身!』
ー自己肯定感ー
という言葉をご存知でしょうか?
どんなことを成し得るにも【心・技・体】が重要であり、今日はその中でもとりわけ大事な心の部分に、しかもその根っこの所にフォーカスしたいと思います。
なぜ心の根っこの部分の話が大事なのか?というとここが精神的な土台。つまり、何を学ぼうとしてもここが傷ついていたり、しっかり育っていないと反省や成長をするのに大きな障害になってしまうからです。
そんな状況では株式の運用以前に自身に対する投資効率が極めて悪いです。
※私の経験とこれまでに得てきた知識に基づいて書いていますので、認識の差異についてはご容赦ください。
という事で、今回の議題はこちら!
Q、あなたはありのままに自分自身を受け入れられていますか?
Yes or No
どちらでしょうか?
即答できる人もいれば、中々に答えが出せない人もいるでしょう。
中には自分の振り返りもほどほどに先の文章に読み進んでいる人もいるでしょう。
せっかくですので是非とも、自身に問うてみてくださいませ<m(__)m>
自己肯定感とは何か?
『自己』とは自分自身のことを指します。『肯定』とはありのままを受け入れる事です。
つまり、自己肯定感というのは、ありのままに自分を受け入れる心の在り方を指し、またその強弱でもあります。
俗に『クレーマー』と呼ばれる方がいます。
彼らは何かと突っかかってきて、論破したとしても今度は感情論で激昂してくることが多々あります。これらは大概において、クレーマーの自己肯定感が限界値まですり減っている事が多いのです。
ゆえに、有効な対処法はクレーマーの言うことに対し、全面的に肯定(無理な時は感情だけは全面的に肯定・共感)することが最も円満で効率的な解決法と言われている訳です。
ガミガミうるさい上司やそういった人に関しても同様ですね。
『1言い返したら10返ってきてしまう』場合や、話が急速に膨らんでいって本題と全く関係ないことにまで発展して激しい口論になってしまう場合「あの時だってあなたは〇〇じゃない!」「だからおまえは〇〇なんだ!」も、相手の自己肯定感が限界まですり減っていることが多いです。
ここで、さらに反論(相手を否定すること)すると相手は自分の自己肯定感を守るために必死の抵抗をしてくる(なりふり構わなかったり、重箱の隅を突くような論法)という訳です。
相手はそうやって反論しないと自己肯定感というHP(耐久力)が無くなって精神が持たなくなってしまうのです。
これに遭遇したときは相手の防衛本能の結果であり、『しょうがない』と割り切ってしまう方が有意義です(笑)
特定の誰かのやることに対してやたら過剰に反応する。私はよくこの現象を『アレルギーが出ている』と呼んでいますが、これも同じような事が原因な場合があります。
※必ずしも自己肯定感がそうした全ての原因ではありませんが、大抵の場合は自己肯定感の問題が絡んでいることが多いです。
自己肯定感を育む上で、最も大事な時期は3歳まで。
…と言われています。
生まれてすぐに母親や父親から『自分は愛されている』『自分は大事にされている』ということを、頭ではなく心で感じる事を通じて自己肯定感を育むことはその後の人格形成に大きく影響すると言われています。
この時期に虐待をされたり、ろくに相手をしてもらえずに甘えられないことが続くと『自分は必要とされていないんだ』と精神が不安定になったり、粘り強さが育ちにくかったりするとも言われています。
もちろん3歳まで愛情たっぷりで育ったとしてもその後『イジメ』や『しつけという名の強い抑圧』などによって「自分って何の為に生きてんだろう?」って、心が折られる事が続けば自己肯定感が傷ついてしまいます。
ゲームで例えるなら自己肯定感とはHP(耐久力)に当たります。
HPなので当然、最大HPと現在HPがある訳で、人によっては最大HPがめちゃ高い人もいればすぐに瀕死になるような最大HPが低い人もいるってことです。
自分に自信を持ち、キラキラと目を輝かせていた青年もひとたびブラック企業で『お前はクズだ!!』と言われ続けると、その目から輝きは失われ気づけば自己肯定感なんてどこへやら、うつ病に罹ってしまったり、部屋から出る事が出来なくなったり、最悪自ら命を絶つこともあります。これは最大HPが高い(自己肯定感が高い)青年が度重なるストレスによってHPが無くなってしまうような状況であると言えます。
人間というのはとてもめんどくさく出来ていて、温室のように何の苦労も困難も理不尽も無いとそれはそれで日常を無味乾燥に感じてしまい、退屈だと不満を言うようになる。
困難と理不尽のオンパレードであれば耐えられずに壊れてしまう。
また、成長にはストレスが必要であり、そのストレスを耐えることで経験値を獲得して成長します。
ここら辺の事はこちらで書きましたね!
9皿目『成長には適度なストレスが必要!ストレスに感謝しよう!』
挑戦と失敗は表裏一体であり、自信と落胆も表裏一体なのです。
身に着けた自信を砕かれ、その砕かれた自信を拾い集めたらワンランク成長する(この時に最大HPが上昇するイメージ)のです。
砕かれた自信を拾い集める為には『傷ついた自己肯定感を自分で回復する事』が最も大事なんです。
「自己肯定感を強く持とう!」ではなく、回復魔法を使えるようになろう!!
「自己肯定感を強く持たないといけませんよ!!」
という話で展開すると『自己肯定感を砕かれたらそこでゲームオーバー』になってしまいます。だから自己肯定感が強いだけではダメ(最大HPが高いだけ)なんです。
この話って「プライドばっかり高い奴は一度折れると立ち直りにくい」と言われていることに似ていると思いませんか?
日本刀が世界最高の剣と言われたのは、柔軟性と強度の両方を併せ持っているからです。
ただ硬いだけでは剣の打ち合いの時にバキッって折れてそこまでです。
自身にプライドを持つことはとても大事な事であり、尊い事だと私は思います。
だからこそ日本刀のようなしなやかさが大事なんです。
雑草のように踏まれても踏まれても復活するしぶとさが尊いんです。
自己肯定感は3歳までの家庭の愛情が重要だと言いました。そのうえで挽回も成長も可能だとも。
自己肯定感は他者からの評価で育まれるというのがメインシナリオです。
学校や部活、バイト、趣味、SNS、仕事等どんな場所でもどんな繋がりでも誰からでも構いません。
『ありがとう』『ごちそうさま』『すごいね』『頑張ってるね』『立派だね』等々…
誰かに認められて(存在や仕事、姿勢や努力など何でもいい)嬉しいと感じた時、あなたの自己肯定感のパラメータは上昇します。
学校や部活、バイト、趣味、SNS、仕事等どんな場所でもどんな繋がりでも誰からでも構いません。
『ありがとう』『ごちそうさま』『すごいね』『頑張ってるね』『立派だね』等々…
誰かに認められて(存在や仕事、姿勢や努力など何でもいい)嬉しいと感じた時、あなたの自己肯定感のパラメータは上昇します。
ー環境で人は育つー
上記の図のような事が責任ある立場やここで踏ん張らないと!!って頑張った場合における自己成長のフローであると私は考えています。
他者からの評価。そして自身に対して『案外やりゃ出来んじゃん!!!』という安堵と喜びを感じる事!
これらが自己肯定感(最大HP)を向上させます。
逆に自分よりも優秀な人や頑張っている人、優れている人の存在に自己肯定感が傷つく事があります。
Twitterとかで投資パフォーマンス(年率100%以上とか)が良い人を見たり、凄く勉強を頑張っている人(四季報通読して付箋ビッチリの写真とか)を見た時に感じるモヤモヤする感情=【劣等感や敗北感】は自己肯定感がダメージを受けている時の反応でしょう。
自己肯定感が砕かれている。すり減っている状態というのは何かにつけて焦りを感じたり、怒りっぽくなってしまったり、『なんで自分ばっかり…』『自分なんて…』と思いガチです。
そのままでは成長も期待できないし、そもそも毎日がハッピーではないので自己肯定感を回復させることが大事です。
まるで回復魔法を使うように、凹んだ心をもう一度立ち上がらせるのです!
自己肯定感を自分で回復させるやり方
有名人の行いや振る舞いについて評論するのは多くの方の大好物です!
これは他者を否定することで自己を肯定する。相手を下げることで自分を満たそうとする行為です。
家の外で奥さんや旦那の悪口言って、『私は頑張ってるんだ』アピールなんかもそういう行為です。
冒頭で紹介したクレーマーも同じようなものです。店員に対してやたら横柄な態度を取る場合もおそらくそういう類でしょう。
あえて他者を使って自己肯定感を回復させるのはとても非効率だし、何より幸福から遠ざかる行為です。
もし、自分自身が1言って10返さないと収まらない様な場合は心に手を当てて考えてみる事をオススメします。
すごく怒っていることは『生死に関係しますか?』『自分の思う通りに事が運んだとして、どの程度物事(効率や生産性、経済性)は良くなるのですか?今の2倍?3倍?』
物事のほとんど、8割以上は大体どうでもいいことです。って書くと怒られちゃうかもですけどどうでもいいことです。
どうでもいい事に過敏に反応せずに自身の頑張りに目を向けましょう。
- 働いてる⇒労働をしてお金を稼ぐなんてすごい!!
- 家事してる⇒生きる為には絶対必要な事を出来てるんだからすごい!
- 生きている⇒戦争で死んだ人、病で死んだ人もいるのに今日も生きられているのはそれ自体が幸運なこと!
要するに凹んだ時には反省はしつつ「まあ、よく考えれば大したことじゃないなww」って肩の力を抜くっていう脱力が回復に繋がります。
『凄腕投資家と比べて凹んでたけど、そもそも向こうは専業でこっちは兼業なんだからそれで年率+10%ならむしろスゴイじゃん!!』というようにポジティブな思考を出来るようになると楽になります
- 自分の能力が案外しょぼいことに気付いた。
- 頑張ってきたけど特に秀でた能力もない。
- 周りを見渡すととても勝てないLVばかりの人で溢れている。
こういうことはよくあることです。
株式の世界で良く聞くこういうタイミングはTwitterを始めた時、株のオフ会に初めて参加した時、セミナーに初めて参加したときにこういう圧倒的な敗北感を感じたという感想を良く聞きます。
結果が出せることは素晴らしい事ですが、結果に格段の価値があるわけではないのです。1番には1番の価値しかありません。
上達のために努力したことに価値があるのであって、結果は結果でしかありません。
あなたが頑張ったことは、それによってもたらされた結果に関わらず大変素晴らしいことなのです。
努力はどんなことに対しての努力であろうとも素晴らしいのです。
また、努力の量を人と比べて自身を蔑む必要も、そんなことをする必要もありません。
毎日4キロランニングをする人は凄いですが、全く運動をしていない人が500mでもランニング出来たならそれは毎日4キロ走る人の8分の1の努力量ではありません。
4キロの人よりもはるかに大きい努力量であったと思います。なにせこれまでやってこなかったことに挑戦して出来たのだから。
出来たことを思いっきり評価して『よく頑張った!』と胸を張って良いのです!!
四季報通読出来ない人が100P読めたらこれも『よく頑張った!』と胸を張って良いのです!!
色々書きましたが、なんとなくは伝わったでしょうか?
どんなに自信満々そうに見えるどんな人も人間です。
強がるし、見栄も張るし、話も盛りますw
失敗すれば凹むし、自分より優れた能力を持つ人と相対すれば自信も揺らぎます。
しかし、そうして凹める時が成長チャンスでもあるということです。
今、あなたが悩んでいることは『生き。死に。』に繋がるほどの深刻なものですか?
そうでないのなら、まずは自分を自分で肯定しましょう。
昨日までの判断と選択の結果が今日までの人生を作りました。
今日の判断と選択の結果が明日を作ります。
自信を持って何事にも『自分事』として当事者で取り組むことで成長率は数段跳ねあがり、そしてたくさん凹める感受性が豊かな人ほど、成長率が潜在的に高い人なのだと私は思います。
凹み、立ち直り、また凹みながら明日突然死んでも「幸せな一生だった!」と言える日々を送れる生き方でありたいものです!!
ー自己肯定感を育むことは人間力の向上につながりますー
成すべきことをきちんと積み重ねていきさえすれば、運用能力は必ず上達します!!
【かぶざんまい!!】では自信と勇気と気付きと学びと安心とリテラシーとその他色々お届けしていきますのでよろしくお願いします♪
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