告知コラム 2018年9月8日(土)第2回知財情報活用セミナー 開催

2018年9月8日

第2回知財情報活用セミナーを開催します。

ご案内を兼ねてのコラムです

 

日時:2018年9月8日(土) 10時~16時

9時40分 開場 受付開始

10時 セミナー開始

場所: ハロー貸会議室 秋葉原駅前
東京都千代田区神田和泉町1-1-16 KONKOビル7階
地図 https://goo.gl/maps/psM8Bfw63Sz

 

すぐに申し込む方はコチラ

 

詳細なスケジュールも含んだご案内はこちら

 

 

<人手不足は長期的な課題 課題解決手段はロボットしかない(かも)>

 

第一四半期で顕在化した人件費負担増の影響

第1四半期の業績が続々と発表されています。
特徴的だったのは、コスト増が利益を圧迫したこと。

中でも外食は人件費のコスト増が利益を直撃しました。

外食20社、半数が「増収減益」 人件費増が直撃
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34111570T10C18A8DTA000/

外食は原材料費の高騰も影響して、ダブルで効いてます。

記事の中の企業の営業利益率を見るとその差は顕著でしょう。

営業利益率が比較的高い コメダ、串カツ田中が前年同期比増益を確保。

利益率の低い、他社はほとんどが増収減益となっています。

 人手不足、人件費の高騰はどの業種にも当てはまることですが
・利益率が低い=付加価値が小さいこと
・外食が労働集約型であること
が影響を大きくした原因といえます。

競合、代替するものがあれば、顧客から付加価値は認められにくいのです。
加えて、労働集約型であるため、スケールメリットを生かすことができないために増収減益となりました。

外食の店舗に行くと決算とは関係なく笑顔で対応してくれます(当たり前w)

つい、こちらも感謝の気持ちを表すべく
”ご馳走様! おいしかったよ!”
と笑顔で声をかけてしまいます。(関係ないw 当たり前の振る舞い)

と話はずれました、本題へ

〇人材は限られてる 代替手段はロボットしかない(かも)

 外食の話から始めましたが、今回テーマとする
”ロボット、AI”
は外食とは関連が小さい。

理由は2点
①労働集約型の為、導入効果が限定的であること
 セントラルキッチンなどでの導入くらいで、
 現場での人件費増加、運送費の増加の影響が大きく、効果は極めて限定的。
②投資するための資金的な余裕がないこと
 外食企業は出店へ投入する資金負担が大きく、効果が乏しいところへの投資には消極的。

反面、製造業ではロボットやAIによる自動化、生産性向上への設備投資は
スケールメリットを活かすことができる。

製造業を中心としたスケールメリットを生かせる企業は
すでに取り組んでおり、今後も積極的に対応してくるものと考えられる。

今回はそこにフォーカスを当てます。

〇選別は難易度が低くない

投資対象として考えると
①解決策として技術を提供する企業
②積極的に取り組んでいる企業
と分けられると思います。

と簡単に書いたのですが、実際に選別しようとすれば、少し難易度が高いと感じている。

①は、複数の企業がそれぞれの技術で解決策を提案しており、
どの技術が採用され、広がるのかは顧客企業の選択によってきまる。

また、それらの企業の株価は期待を織り込んで、高い水準にあることが多い。

②は、
・その企業が提供する製品、サービスの付加価値を判断する
・ロボット等の導入による先行投資の負担増による利益インパクトとその後の利益成長を見極める
ことが必要となる。

そのためにはそもそも、競争力のある製品・サービスを提供している企業を判断することが
大前提である。
株価が高値から半分になった、というような表面的なことで判断するのではなく
本質的な競争力を見極めることが重要なのは言うまでもない。

特許情報はその競争力を探る手段の一つです。

〇大型株もターゲットに入ってきた

このセミナーの企画当初は小型をメインに企業を選別し、
特許からみて面白そうな企業、皆さんの気付きにくい、隠れた企業を発掘して
一緒に調査方法を学びながらお伝えしようと考えていました。

しかし、相場全体が崩れてきて、良い企業も、そうでない企業も売られてきています。

そこで
”ここは、大型株にもチャンス到来”
と判断して、対象企業の範囲を広げました。

注目しているのは電子部品関連

下落してますね。
弊社アナリスト山本の得意分野です。

今、株価は下落しているが、競争力に変化がない企業に注目し、
特許の情報と併せて、技術動向にも触れたいと思います。

長期的な成長株が全体が売られているときに拾うのが長期的にリターンを高めます。

他にも有望な企業を継続調査中です!

ご期待ください!

〇株式投資は楽しい! 必要なのは”過去を知り、今を知り、未来を妄想すること”

 株式投資を楽しくするのに
過去の蓄積情報と最新の取材情報と未来の特許情報
が不可欠だと考えます。

 20年の調査・運用実績が蓄積としてあり、
最新の動向をおさえるための取材情報があり、
未来の妄想をする材料となる特許情報を提供する今回のセミナーは
”株式投資を楽しくする”
ものだと確信しています。

特許情報にアクセスできる技術を身に着けることにトライしてほしい。
企業分析に新たな切り口が加わり、分析が楽しくなるはず!

”楽しくなければ株式投資じゃない!”

一緒に楽しく学びましょう!!

 

すぐに申し込む方はコチラから

 

時間内に得られなかった情報は終了後の懇親会も使ってぜひ、情報収集してください!!

 

〇講師のご紹介

楠浦 崇央
TechnoProducer株式会社
 代表取締役

京都大学工学部機械系学科卒、同大学院工学研究科エネルギー応用工学専攻(現:エネルギー科学研究科エネルギー変換工学専攻)修了。
各種金属材料、特に航空機用チタン合金の疲労強度と熱処理/ミクロ組織の研究を行う。
卒業後、川崎重工業株式会社にて大型オートバイのエンジン開発に従事。
2002年から株式会社小松製作所にて、風力発電関連新規事業開発に従事、開発・設計・生産技術・営業を担当。
その後、2004年に研究開発ベンチャー設立、CTO 兼ナノインプリント事業責任者。
特許情報分析を活用した戦略的な技術開発・事業開発の手法を独自に開発し、実践。
常識破りの発想で、実現不可能とされた技術の開発や、誰も気づかなかった新用途開発を次々に成功させる。
2008年にTechnoProducer 株式会社設立、取締役就任(現 代表取締役)。

村上次郎

大手エレクトロニクスメーカーでの長年の研究開発経験をベースに現在特許技術調査業務に従事。
これまでの豊富な特許出願経験とは真逆の業務を経験することで戦略的特許出願は為せば成る(高率で権利化できる)ことを確信。
若手時代のデバイス研究開発に始まり、大学との共同研究、国プロリーダーなどの経験豊富。工学博士

相川 伸夫
株式会社リンクス リサーチ
 客員アナリスト

大手自動車会社で勤務しつつ、兼業投資家として『億の近道』にて、2016年末から
個別企業に関しての取材記事を執筆。大変優れた技術やスキームを持っているのに
市場から注目されない企業があるのは、誰もライトを当てていないからだと考えている。
そこにライトを当てるべく2018年春に退職し、リンクスリサーチにて
客員アナリストとしての活動を開始。
技術・塑性加工に関して元エンジニアとしての目利きを活かした投資手法により卓越したパフォーマンスを達成。
16年末より億の近道にて情熱投資家として企業研究記事を執筆。
<技術・サービス・特許>を深掘りした考察・投資が注目を集める。

山本 潤
株式会社リンクス リサーチ
 アナリスト

株式投資で勝率8割の外資系投資顧問の元日本株式ファンドマネジャー。
1997-2003年年金運用の時代は1000億円の運用でフランク・ラッセル社調べ上位1%の成績を達成。
その後、2004年から2017年5月までの14年間、日本株ロング・ショート戦略ファンドマネジャー。
結局、過去20年間で負けた年は4年のみ。
1997年−2017年ライフタイムの日本株投資成績はロングのフル投資換算でTOPIXを400%を大きく上回る成績を残す。
過去20年超の運用戦績は17勝4敗の勝率8割超。

コロンビア大学大学院修了。哲学・工学・理学の3つの修士号を持つ。

 

〇タイムスケジュール

9:45 開場
10:00 山本 潤氏
 特許情報を生かした企業価値評価
 ヘッジファンドマネージャーが企業調査において実践してきた特許情報の活かし方についてご紹介します。

10:20 相川 伸夫氏
 特許活用投資法
多くの方が気になる『特許でどうやって利益を出すのか?』について経験をもとにご紹介します。

10:40 村上 次郎氏
 特許文献の読み方講座
 一般には馴染みの薄い特許文献のどこに注目して読むべきか、企業での研究開発経験豊富な講師が分かりやすく解説します。

12:00 昼休憩
13:00 楠浦 崇央氏
 特許検索サイトの使い方
 一部前回の復習も入りますが、特許情報の検索サイトを使った読み方/使い方について紹介します。

13:30 楠浦 崇央氏 山本 潤氏
 情報活用方法、分析事例の解説
 グループに分かれて、特許情報の調査を行います。各社の特許の特徴についてディスカッションして理解を深めます。
 皆さんの調査結果に対して、楠浦、山本がフィードバックをします。

15:30
 質疑応答
 特許について、知財戦略の実践方法など、疑問なんでも答えます!
16:30
 懇親会へ 場所は別途ご案内いたします

2018年9月8日コラム, イベント

Posted by ono