[株の学校] 離陸する! by yamamoto
[株の学校]とは?
チームでヘッジファンドをやめた時、チーム全体で他の会社に行くことを最初に考えていました。計画された退職ではなかったのです。しかしながら、メンバーそれぞれに我が強く、私自身も経営者から見れば決して扱いやすい人間ではないので、二ヶ月チームでの移籍先を探しましたが、すぐに諦め、小野社長らと起業することにしたのです。投資顧問の免許もないため、まずはできることを、ということで「学校」を始めたのですが、それが「株の学校」でした。
去年の6月(2018/6)に第1期を開校し、今2019年3月で第3期が終了する予定です。
内容は土曜日の午後いっぱい、リンクスのオフィスでの講義とディスカッション、そして平日の会社の同行訪問です。同行訪問は最低1回、最高で数回という形で行い、業績を予想、競合を調べ、アナリストレポートを書きます。DDMを軸にして企業価値を計算します。
つまり、証券アナリストの養成を目指しているのです。1期で卒業した方は、引き続き、2期の講座に出席可能です。そして引き続き3期の講座に出席可能です。このように一度、入ってしまうと株の学校の講座はずっと見ることができます。同じことをしている訳ではなく、1期と2期では違う考えで運営し、2期と3期も違うことを教えているのです。3期には、1期のAさんが教壇に立ちました。4週間に一度、みんなで公民館に集まり、発表をします。学校が休みの時は、卒業生にオフィスを解放して、発表会を行なっています。卒業まで9-10週間を要しますが、その間、一つの銘柄のレポートに集中します。
卒業して客員アナリストへ
10週間、一つの銘柄に集中して調査やバリュー計算をすることで、他人の意見を受け入れはしても、他人の判断には頼らないアナリストが誕生します。
しかしながら、学校の目的はアナリスト養成である以上、先輩アナリストとの訪問取材とレポート執筆や発表は継続して行なっていただきます。これは私たちの要望にすぎませんが、多くの方々が講座終了後も引き続き3期の講義に出席しつつ、客員アナリストとして企業の訪問取材を継続しています。
最初の4回は先輩アナリストと同席の上での取材となりますが、一年を経過し、発表会で自信を持って発表できるようになれば一人で訪問取材をしていただきます。
有給休暇をとり、取材をするのですから、そうは取材にはいけないでしょうが、それでも、フルレポートを企業のために、投資家のために、書くことは継続して欲しいとお願いしています。
4期は4月下旬からスタートしますが、3期までの方は出席することが可能です。ディスカッションの発表者は4期の方のみとなりますが、議論に参加することが可能です。
離陸する活動 グロース銘柄発掘隊
NPOイノベーターズフォーラムのご協力により、今年発行二十年の節目を迎える老舗投資メルマガ「億の近道」にて客員アナリストたちのレポートの有料メルマガがスタートします。グロース銘柄発掘隊の隊長は小月隊長(東京2期)です。小月さんの指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
どれも個性あふれるレポートです。
収益はNPO、アナリストで分配されます。株の学校の卒業レポートは、その質の高さから各方面から有料での引き合いをいただいております。
調査会社H社様からは、一本5万円で。
調査会社F社様からは、一本7万円で。(ただしF社様の案件は企業は具体的に指定されます)
NPOでは有料化へ。
その他、様々な調査依頼を発掘隊チームで請け負うことになっています。
学校サロン
卒業後は、意見交換とコミュニケーションのために、学校サロンがFB上、運営されております。利用料は月々5000円です。アナリストたちの訪問日誌やメモが読めるようになっており、ディスカッションを日々行なっております。
このサロンについては、株の学校の卒業生限定サービスとしています。
今年の東京開催は終了 名古屋大阪開校へ 2020年は東京で3回開催へ
株の学校は、3期までの実証研究のデータを元に、4期の理論を再構成。
4期までは定員が埋まっており、今年については、名古屋と大阪で夏から冬にかけて開催します。
名古屋大阪も毎土曜日に10回の開催となります。
東京については今年は終了。2020年に3回開催を予定します。
名古屋1期、大阪1期の募集を近々開始します。
東京5期の募集は年内に開始します。
8人の定員で、少人数開催とするのは、毎回の発表があるからです。お忙しい方々が多いのですが、みなさま毎回、発表を行なってくれています。
個人投資家アナリストの広がりと客員アナリストみなさまの株式市場でのご活躍を心から嬉しく思っております。
投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
P.S.
株の学校で学べるもの
- リスクプレミアムの数種類の計算手法
- それにもとづくキャッシュフロー割引モデルおよび多段階DDMによる評価
- 企業取材と業績予想
- 経営戦略分析
- 競合分析
- VPCなどのビジネスモデル分析
- 経営者分析
- ポートフォリオ理論
- ヘッジ理論
- 空売り入門
- 財務会計分析
- 統計基礎
株の学校で学べないもの
- 短期売買
- 板読み
- 短期トレーディング技術
- チャート分析 テクニカル分析
卒業後の継続学習
- FBサロンにおける自由な質問
- 株の学校の講義への自由参加
- 月に一度の発表会への参加(発表義務はなし)
- 客員アナリストへの登録(条件あり。年4回の訪問取材とレポート執筆ができる方のみ)
- グロース銘柄発掘隊の調査の分担
- 各収益案件への参加(レポート執筆、書籍の執筆等)
- 知財セミナーとの交流
- NPOおよびリンクス主催の勉強会への優先割り当て
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