COVID-19パニックが終焉する10の理由 by yamamoto
COVID-19パニックが終息する10の理由
病気そのものの終息はわからない。ただし、この異常な萎縮マインドは徐々に解消されていくだろう。その10の理由をあげてみた。
その1 健康増進法の改正による禁煙社会の実現で重篤化率激減
COVID-19が恐れられているのは重症化するリスクの大きさ。国民は罹患率が低い(5000人/1億人という比率)ことはわかってはいても、重症化する確率がゼロでないことを怖がっている。しかし、ノンスモーカーの重症化率はsmokerの重症化率よりの半分である。論文は以下の通り。
https://www.dropbox.com/s/q2ozpag7vsenl9k/Smoking%20and%20COVID-19%20_2020_4_1.pdf?dl=0
日本の喫煙率は4月以降は法改正により下がっているはずだ。15%程度であろう。女性の喫煙率は数%にすぎない。たばこをやめることが重篤化リスクを半分に減らす。
その2 大気汚染のない日本 PM2.5濃度低く重篤化率は低い
もちろん、PM2.5の濃度、大気汚染のひどさとCOVID-19重篤化率の間にも相関が高い。論文はいくつもでている。発展途上国が工場を止めなければならないのは大気汚染を緩和しなければならないから。日本では厳しい環境規制があり、ロックダウンは不要で大気を綺麗にする必要はなかった。死者の最も多かったイタリアのロンバルディアは日本より10倍の濃度で大気が汚染されている。武漢も日本の2倍程度である。日本で重篤化患者が少ない理由の一つだ。今後EVの推進などをすることで綺麗な空、綺麗な海を実現する社会になれば感染症にも強くなる。
その3 自己免疫を高めた働き方改革
世界人口の3分の1は結核菌のホルダーだが発症は年間1000万人に止まる。理由は人間本来の持つ免疫力の高さだ。よく働きよく眠ることで免疫は保たれる。医療現場が切迫すると医療従事者が過労に陥ってしまう。そうなると自己免疫が落ちてしまう。日本のクラスターの多くが病院になっているのは現場がそれだけ大変であるからだ。病床だけではなく医療従事者のライフワークバランスも改善しなければクラスター化は防げない。日本で働き方改革が実施されて多少なりとも過労するような状況ではないことが重篤化を防いでいる。
その4 時間を稼いだことで確保できた病床数
日本では感染数そのものが低いため、病床数を増やすための時間稼ぎができた。欧州や米国のように医療崩壊を瀬戸際で食い止める見通しがある。医療崩壊がない場合とある場合では死者数に雲泥の差がでるだろう。その点でも日本は健闘している。今後も医療従事者の数を確保するようにしなければならない。
その5 市民の行動変容
概ね全員がマスクを着用し電車に乗っている。マスク着用、手洗いの徹底、アルコールによる消毒、3密を避けること。このような市民の行動変容が病気をギリギリで押さえ込んでいる。
その6 気温の上昇
気温一度の上昇が一人が何人に移すかの指標Rを0.023下げる。研究結果が出ている。20度上がる夏場には0.23下げる。いまでも1近辺で頑張っている現場には朗報であろう。
論文は上に。
その7 湿度の上昇
湿度1度の上昇も上記指標Rを0.016下げる。日本は恵まれている。梅雨があるからだ。7月の湿度はムシムシのとき90%。4月は湿度が一番低いときは10%。なんと80%の上昇が見込まれる。Rはほぼ感染率がゼロになる。梅雨と気温の上昇が日本を救うとは驚きだ。あくまで上の論文の結果を信じればの話だ。
その8 紫外線量の増加
これも日本には夏至がある。6月が紫外線量が最大になる。1.2−1.3倍程度のエナジーになる。夏の太陽は過酷だ。紫外線がウイルスを破壊する役割があることは昔から常識だ。UVライトは殺菌に使われている。
その9 ワクチンの登場
BCGが致死率を1/20に大きく下げていることは統計上の有意で前回のコラムで紹介した論文で示されている。そしてBCGが免疫を高めることもわかっている。日本はBCGを69歳以下に打っているのでラッキーであった。
その10 治療薬の登場
日本はラッキーであった。アビガンの備蓄がそもそもあった。アビガン以外にも致死率が下げる既存薬はいくつか存在する。5月からの量産で軽症者向けに配備準備が整う。治療薬もあった。ワクチンもあった、病床も十分、医療従事者のマンパワーも十分、紫外線も十分、梅雨も味方、夏至も味方、ヒートアイランド現象も味方。環境先進国であったことも味方。綺麗な空気も味方。健康増進法も働き方改革もみんな味方だ。駄目押しで行動変容。さらに、膨大な経済対策。潤沢な金融支援。駄目押しの駄目押しで短期決戦の非常事態宣言。COVID-19パニックは病気の終息の前に、相場的には終わったのだとわたしが考える理由だ。
おわりに
病気にかかった方々は早く治癒されることを願っております。
現場のドクターやナースの方々も感染リスクをかかえながらの日夜の大奮闘ありがとうございます。頭が下がります。これからの2週間で感染者を減らし。次の2週間で新たな感染を防ぎ、最後の2週間で病気に克服する短期決戦が始まりました。
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