効果が高い社会貢献は会社に所属して行う by Ono
4月になり、オフィス街では真新しいスーツでちょっと緊張した面持ちのフレッシャーズが目に付く。
夢を持って入社された皆さんには心からエールを送りたい。
会社側にはそんな若者の夢を砕かないように、ぜひともお願いしたい。
最近は起業も流行っているようだが、しっかり考えてみてほしい。
特に社会貢献を考えている若者へ。
企業に属しているからこそできることがある。
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企業にはCSRの強化が求められているが、
まだまだできていない企業が多いだろう。
CSRとは
企業は,利益追求,法令遵守だけでなく,あらゆるステークホルダー(利害関係者のことで,消費者をはじめ社会全体)の多様な要求に対し適切な対応をとる義務があることを示す。人権を尊重した適正な雇用・労働条件,消費者への適切な対応,環境への配慮,地域社会貢献等々,市民としての企業が果たすべき責任をいう。
なのだが、社会貢献、社会問題への解決を考えて、若者が一人で独立したりする例がたまにあるようだ。問題意識を持つのはその辺の何も考えないでボーっとしているおやじ(私も含めw)よりいいが、一度、世の中の会社を見つめなおすべきだ。
・自分の問題意識と関わる企業はないか
・この企業のこの製品、このサービスを使えば、自分の考えている問題の解決になるのではないか
という発想で。
一人で出来ることなど限られている
企業が自社の事業分野=得意分野でやったら
社会貢献はより効果的だ。
食品企業なら食料提供
例えば
明治ホールディングスであれば、こんなことがかかれている。
明治グループは、食と健康のプロフェッショナルとして
事業を通じた社会課題の解決に貢献し、
人々が健康で安心して暮らせる「持続可能な社会の実現」を目指します。
まず、事業における調達面
明治といえば”チョコレート”
原料であるカカオの調達だけでも
〇人権・環境に配慮した原料調達
目標
1.トレーサブルカカオの拡大
2.2023年度までにRSPO認証パーム油への100%代替
3.2020年度までに環境に配慮した紙原材料の100%使用
〇安定調達への取り組み
メイジ・カカオ・サポートの拡充
”明治・カカオ・サポート”? 何やってるんだろ?と思えば、以下のサイトにあるレポートには何をやっているか、より具体的に書かれている。(ぜひ内容を見ていただきたい)
当然、”言うのはタダ”である。どれだけ実現できているかを見る必要がある。そのための報告書でもある。
有言実行でなければならない。
個人で社会貢献に目覚めたら、企業の社会貢献を見てみよう。
その課題についてより詳しく、深く取り組んでいるはずだ。
それは企業の継続性に関わることだから。
企業を見るときの社会貢献の順位
1.まずコンプライアンス遵守は当然として、納税するだけでも充分素晴らしい。(租税回避はダメよw)
2.次に社会に必要とされる製品を提供すること
企業の事業活動自体が社会貢献ということだ
(必要とされていないのに売ってたらダメよ)
3.個人の寄付や慈善活動のサポートをする
これで、そこに関わる個人は三重で社会貢献できるのだから。
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