婚活サービスの比較
前置き
アナリスト同士のミーティング中に「街コンやってる会社がいいらしい」という話から
「そういえば婚活サービスってどうなんでしょうね?色々あるけどどこがいいのかな?」
という話になりました。
アナリストは調査するのが仕事。外食なら食べに行って、服なら来てみて、とアシだけでなくカラダで当たっていかなければいけません。
でも・・・
試しに使ってみたいけど、ヨメに見つかると家庭不和の原因になりかねない。
ということ。そうですね、家で街コンのウェブサイトなんか開けませんね。
しょうがなく唯一の独身者である私がやってみることにしました。
どういうサービスがあるか
結婚相談所、ウェブのマッチングサービス、街コン。大まかに分けてこんな感じだと思います。
Pairsは使った感想。Omiaiは入金しないと使えなかったのでサービス内容をPairs と比較しての感想。街コンはウェブサイトを見た感じIBJとパートナーエージェントには実際に問い合わせてみました。
内容が内容で、色々文句つけられそうなので、画像は一切つかっていません。
読みにくいですがあしからず。
ウェブのマッチングサービス
Pairs(エウレカ社、非上場)
Omiai(ネットマーケティング社、上場)
結婚相談所
IBJ(上場)
パートナーエージェント(上場)
街コン
リンクバル(上場)
ウェブのマッチングサービス
Pairs
システム
Facebook経由でアカウントを作ります。匿名アカウントじゃダメです。
ログインすると異性の顔写真がインスタグラムの写真みたいに出てきます。クリックすると自己紹介文が出てくるので、それに「いいね」したりメッセージを送ったりします。
「ジブリ映画が好き」とか「タバコ吸わない」みたいなコミュニティに参加することができて、異性の性格や好みなどはそこからわかるようになっています。
いいねを押す、メッセージを送る、などはポイントを消費するようになっていて、課金するとポイントがもらえます。月額会員になると「メッセージし放題」などのオプションが来るようです。
特徴はプロフィールのマッチング率をAIが判断してくれるところです。80%とか90%とかどういうロジックで計算してるのかわかりませんが出てきます。
感想
相手に「いいね」するのがダルくなったのでやめました。
初めは相手の写真とかプロフィールを真面目に読んでたのですが、面倒になってきてAIが出してくれたポイントで判断するようになりました。90%とか80%だったら押す。それ以外だったらパスです。
あと、さすがにいいね送るだけじゃダメでした。メッセージも送らないと相手から返事もないです。課金するのかよ・・・と思っていたら使わなくなりました。
コミュニティも「洋画」とかならいいですが「男たちの挽歌」とかやるとそもそも人がいません。
「ロックが好き」なら人がいますが「ピンク・フロイド」、「キング・クリムゾン」、とか趣味に走るとほとんど男だけです。「ジャズが好き」には人がいますが、「チャールス・ミンガス」なんかはほとんど人がいません。
なかなか相手を探すには苦労しそうです・・・。
というか「友達を探すツール」としてくれて、同性ともコミュニケーションがとれるようにしてくれればいいのに、だったらいい友人が見つかりそうです。
・・・・ってそれはもうFacebookがやってるか。
Omiai
システム
こちらもFacebookで登録します。有料会員しかありません。シンプルです。会員になるとメッセージし放題。
感想
有料会員しかないので使いませんでした。
無料でも使えて、マッチング率が表示される Pairsに課金したほうがいいかも・・・と思いました。いきなりカネ払うというのはちょっと、やはり少し使ってみたいです。
街コン
システム
ただのお見合いパーティです。そこら辺でパーティをやってるのでそれに参加します。酒のんでメシ食いながら、席替えしつつ相手と話をします。
感想
友人はこれで結婚相手を見つけました。
私はこれでほんとに相手が見つかんのかと思いました。
ググると結構ネガティブな感想が出てきます。露骨にカネ目当ての人もいるとかいないとか。ダメ元で行ってダメでも損するのは数千円。まぁ1回行ったら行かないかな、という感じです。女の人は参加料が安いので飲んで騒いでをしたいなら面白いかもしれません。
参加者はどうでもいいですが、商店街や自治体にとっては結構美味しいかもしれません。客寄せにいいし、自治体にとっては「少子化対策として仕事してます!!」というアピールができますね。
結婚相談所
IBJ
システム
相談所に登録します。
4コースあって、登録費用は16万〜38万、月会費はどのコースでも15000円、結婚が決まると20万の成婚料がかかります
登録費用を積めば積むほどサポートが厚くなって、早く結婚できるよ。
というもんだと思いました。
感想
資料請求してみました。
メールでPDFのパンフレットが届いただけでした。いまんところそれ以外の問い合わせはないです。(もしかしたら連絡先をわざと間違えて入力したのかもしれません。そこら辺はよく覚えてません。)
このパンフレットがやる気を失わせます。
「成婚率51%」とデカデカと書いてありますこれはいいです。
ページが進むと会員データが書いてあります。年齢層を見ると41歳以上のオンナは全体の 11%、年収を見ると400万円以下のオトコは全体の3.4%です。
「男性の約59%が年収600万円以上」と書いてあります。
オトコはカネ。オンナは若さ。なんですかねぇ・・・うーん・・・・。
値段も値段だし・・・。
パートナーエージェント
システム
こちらも相談所に登録します。
登録料12万と8万のコースがあります、成婚料は同じ。
月会費は12万のコースで月16000円。8万のコースで14000円です。成婚料は5万円。
やすいです。
感想
こちらも資料請求してみました。
マットな紙で高級感のあるキレイな封筒に資料が入ってきました。企業名が書いてないので他人にわかりません。気遣いが良いです。パンフレットもよく作られていておしゃれです。相談員の名刺や、読んでほしそうなところに上手にクリップが挟んであります。手間かけてます。
しばらくして電話がかかってきました。
私「年収低いけど大丈夫なの?」
相手「年収は年齢の8がけアレば大丈夫です。あなたは36歳なので288万円程度あれば十分かと」
私「子供ほしくないんだけど大丈夫?」
相手「お相手しだいですし、性格など総合的なことを考えてマッチングします」
これ以外にも
「登録者は女の人のほうが多いです。」
とか
「無料相談会に起こしいただいて云々。無理な勧誘はいたしませんので」
とかいろいろ勧誘が上手です。
名前を聞こうとしたら、どうもこの人は相談員ではなくコールセンターの人なのだとか。相談会も土日OK。
「いやーいそがしいのでー」と適当に断っておいたのですが、リマインダー的に何回かメールが来ます。客はガッチリ逃さない感じです。
で、どれが買いなの?
どれもイマイチ好きになれません。売りも買いも勧めません。
IBJ対パートナーエージェントということなら対応内容を見る限り、パ社が勝つんではないかと思います。二社の戦いだけでは業界の勝者は決まりません。
新規参入も忘れちゃいけないところ、
「コミュニケーションを円滑化する」というのはインターネットの得意とするところ。
「マッチング業界」に新規参入者が絶えることはないでしょう。
成長著しい業界ですが、参加自由、退出自由のバトルロワイヤル形式でぶん殴り合ってる感じなので予想が難しいです。
今はむしろ彼女よりネコがほしいです。
ネコがたくさんいる公園はないものでしょうか・・・
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