負け組を哀れみ 評論はスルーせよ ただ眼前の課題に邁進せよ

しょーもない芸能人叩き

昨夜、とても優秀な若者の悩みを聞いた。彼の悩みは、世の中のこと。具体的には某芸能人が浮気をしてテレビやSNSで叩かれている。芸能人を匿名で叩く世間の人々を見てイライラしていたのです。

叩く。そんなくだらないことするな。どうしようもない。愛が大事だ。他者を愛せよ。だが、くだらない奴を愛せない。そう若者はイライラしたわけですね。

この時点で、そのような前向きな意見を持てるということが素晴らしかったので、私は彼を褒めました。その悩みはもっともなことですしね。でも、こう考えてはどうかと。世の中は前向きな人々だけではない。就職氷河期世代も存在する。何をやってもうまくいかない。報われない。そう思う人々も一定数いるわけですね。そのような「後ろ向き」な方々は何を言っても死ぬまでずっと後ろ向きです。人間は基本的には変わらないものですから、もう手遅れです。彼らは変わらない。変われない。だから、そういうイライラは意味がない。何をやってもだめな人にとっては、他人の失敗は蜜の味です。例えばトランプ大統領の足りないところを馬鹿にして一刀両断に切り捨てることができるのはSNSだから。そして匿名だから。負け組はどの社会にもあり、負け組の逃げ場を提供しなければ社会は成り立ちません。芸能人の不倫は、その逃げ場なのです。ボコボコにする。それは匿名の負け組にとっての必要経費なのです。

負け組にどう向かい合うのかで人の価値は決まります。上から目線で彼らを見てイライラするのはどうなのか。むしろ、誰かを叩かないと報われない人々をありのまま、そっとしてあげるのが思いやりではないかと私は思うのです。

もちろん、私は身近な方々とコンタクトをします。その場合、相手には相応の努力を求めます。私の周りには負け組は存在しない。そう言う状態にあえてするからです。私は負け組が大嫌いです。だから負け組根性の方は、助けないで人生から切り捨てます。切り捨てると言っても放っておくという意味です。私の人生においてはもう一秒も関係したくない。そして一生ずっと関わらないと心に決めて人間関係を捨てます。

私が教育者であれば、人間を捨てることはできないのかもしれませんが、私はビジネスを行っているのですから、負け組とは一切関わらない。見切ります。不要です。その代わり、彼らが暴言を吐き、著名人を叩き、鬱憤をはらす行為を黙殺してあげる。批判しないで、ずっとやってなさい、よかったね、という感じで彼らを無視するのみです。

芸能人や著名人になるとアンチのような方々もでて、当事者としては鬱陶しいのでしょう。でも、私は、完全無視ですね。まったく気にかけません。匿名でネットで天に唾して鬱憤を晴らしてくれればよいと思うだけです。

人はなぜ評論するのか それは暇人だから

通常、クリエイターと呼ばれる創作側の人々は、他人の作ったモノなどに興味がございません。暇がないのです。私もニュースもブログもSNSもほとんど見ません。スマホもみないです。みる時間がない。それよりも、自分の仕事をやります。仕事は使命であり、義務です。そして人生の目的です。目的があるから、粛々と仕事をする。

一方で、何も世間に対して発表する義務を負わない人々は、評論すればよいのです。世論ですね。総理大臣はどうした。いまの政治はなっとらん、そして今の若者はなっとらん。あの芸能人はけしからん。あの本を読んだが中身がなかった。あの雑誌は偏向しておる。あの人の意見は聞いちゃいられない。そう評論する。

評論できるということはそれだけ、ド暇ということです。暇人しか評論はしない。そうした人生が終わった人々の評論を読む時間は我々職人には全くない。だから世論も私は気にしない。人生を他者と相談することはありません。

自分の人生は自分で時間をかけて一生懸命に考えるべきです。ずっと一生懸命に考えたならば他者が入り込むスペースはありません。

要するに、評論する、芸能人を叩く、そういう人々は全員が大いなる負け組であって、我々職人は彼らの暴言を寛容に扱い、報われない彼らの人生を大いに哀れむ必要がある。大いに匿名での暴言を聞き、暴言者を哀れんで欲しい。

投資家の世界も同様 暇人に評論させよ

トランプの悪口。安倍首相の悪口。いろいろなニュースをブログにあげて、評論している人々。

投資家はこういう人々と一切、関わる必要はなく、一秒たりとも人生を共にする必要はないし、共にしてはいけない。まずは、こういう人は放っておけばよい。

忙しいよね。我々投資家は。暇がないよね。私。明日。4件も企業取材が入っている。だから若者の悩みもこんな形でしか応えることができない。わかってくれ。若者よ。

とにかく、やるべきことが多いのが人生。そしてそれをやらないのが負け組。負け組を哀れんで欲しい。評論家をスルーして哀れんで欲しい。そしてやるべきことをやろう。目の前にゴミがあれば拾う。問題があれば解くしかないよね。問題を解きまくる。それが実力を向上させる。

理不尽な社会。文句を言う暇人になるか。眼前の課題を黙々と解決するか。

明日はどっちだ?

子育て・教育

Posted by 山本 潤