3834 朝日ネット リクナビ問題(就活問題)の将来的な解決策として
最近の話題の
”リクナビ問題”
異常な就活の歪が起こした必然であろう
〇”リクナビ問題”とは
”就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが、
新卒採用に応募した学生の「内定辞退率」を複数の企業に販売していたというもの”
”就職活動中の学生の個人情報を人工知能(AI)で予測し、
学生への説明が不十分なまま大企業に販売、
データ算出のために7万4878人分の情報を用い、
利用者のうち7983人が同意を得ないまま、
トヨタ自動車やりそなホールディングスなどの大手企業に販売していた。”
”人工知能(AI)”
と言っているがリクナビのデータを見れば
内定が出ても就活を続けていたり、
同業他社や他の人気企業にも申し込みをしていれば
自ずと
”内定辞退率”
は見えてくる。
そんなものだろう。
売るリクルートキャリアが強く非難されているが
買う企業も同様に襟を正さなければならないだろう。
買い企業があるからその情報に価値が生まれる。
〇不思議な就職活動
今の就職活動は不思議だ。
大学時代は縛られることが少なく、自由な時間がたくさんある。
勉強する学生もいれば、遊びまくる学生もいる。
きっとそれぞれが個性的な過ごし方をしているはずだ。
それが就職活動になったとたんに
できるだけ個性を殺して
みんな同じようなリクルートスーツを身にまとう。
”御社が第一志望です”
”内定をいただいたら就職活動はやめます”
決まり文句もある。
本当に
”第一志望”
で
”内定を出したら就職活動をやめる”
のならよいが、多くの場合は内定を得るための虚言だろう。
就職活動の時点から学生に嘘をつかせていいのか。
誰が見ても異常な就職活動。
そう思っていないのは企業と本人だけか。
もうやめないか。
面接一発勝負の就職活動は多くの問題を抱えているだろう。
就職に個性をアピールできないものか
せめて、
面接は苦手で失敗してしまう学生を救う手段はないものか
就職活動までの3年弱(も無いか)を勉強を頑張ってきた学生の
成果を少しでも就職活動に生かせないか
その将来的な一つの解が
朝日ネットが提供する
manaba
ではないかと考えている。
学生の学習の成果をクラウド上にあげている。
最終的な評価
優、良、可、不可
または
ABCD
など
だけでなく、その成績になるにいたった
レポート、小テストなどの詳細な過程も確認できる。
もちろん、本人が承諾することが前提であるし、
またどこまで開示するかといった、乗り越えるための課題は多数ある。
(これを使ったら、学生みんなまじめにやらざるを得ないだろうなぁ)
スポーツや部活などで実績を上げたり、活躍できなくてもしなくても
まじめな学生はまじめにコツコツ頑張ったことを
個性として受け入れてもらえる可能性がある。
〇朝日ネット
第一四半期の業績(百万円)
売上高 2,543 前年同期比+5.6%
営業利益 394 同+57.6%
通期見通し
売上高 10,500 前期比 +7.8%
営業利益 1,600 同+26.1%
時価総額 229億円
株価 717円
予想PER 18倍
配当利回り 2.5%
manabaを提供する教育支援サービス
教育支援サービスは
2019年6月末
契約ID数 662千ID(前年同期比+16千ID +2.4%)
全額導入校数 90校(前年同期比+4校 +4.7%)
と順調に導入校数を伸ばしているものの
インターネット接続サービスも伸びており、
売り上げが同社全体の10%に満たない為セグメント分けされていない。
しかし、クラウドベースのシステムであり、
明らかに教育支援サービスのほうが利益率は高い。
非開示だが利益ベースでは全社利益の10%は越えているとのこと。
今後も利益率改善に寄与する。
毎年数十の大学でシステムの更新があり、
大きな大学の更新の際にはコンペになるが勝率は高いとのこと。
今後も利益面での貢献が期待できるが
それだけではなく、
就活の現状を変えるための手段として活躍する日が来てほしいと願う。
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